YAMAHA TX81Z用定義ファイル

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定義ファイル本体(xml)
※上記のファイルを右クリック-「対象をファイルに保存」でダウンロードし、Dominoの「Module」フォルダ内に置いてください。

説明
・Dominoの音色マップとコントロールチェンジイベントをFM音源のモジュールであるYAMAHA TX81Zに対応させ、 Dominoから演奏はもちろん音源のコントロールや音色のエディットができるようになります。
・X68000などの音色データを使用して音色が作成できるよう、パラメータの値をTX81Z用に変換する専用のCCMを用意してあります。
ただし完全に互換があるわけはないので最終的には人力による修正が必要です(;''∀'')
・音色名やコントロールチェンジイベントの記述やフォルダ配置は「TX81Z取扱説明書」の「MIDIデータフォーマット」に準じています。

設定・注意事項等
・Dominoの設定
「ファイル」-「環境設定」で一覧の「MIDI-OUT」から以下のとおり設定して下さい。
・「MIDI OUTデバイス」は使用するTX81Zが接続されているデバイスを選択してください。
・「音源」は「YAMAHA TX81Z」を選択してください。
・TX802の設定
CCMを正しく動作させるため、演奏はパフォーマンスモードで、音色エディットはシングルモードで行ってください。
そのほか基本的には初期設定状態で動作するようになっていますので、可能ならシステムの各パラメータを初期設定に戻しておくと良いかと思います。
以下の方法で工場出荷状態に戻すことができるようです。 ただし、内蔵RAMはすべて初期化されてしまいますので、特に支障が無い場合にのみ行ってください。
・PARAMETER[←][→]とMASTER VOLUME[←][→]を押しながらTX81Zの電源を入れる。
・指示に従って左からキーを順に押す。
・新規作成時のデフォルトデータについて
デフォルトデータはTX81Zのパフォーマンスをバルクダンプを含んだCCMで「MONO8」に切り替え、 8CHマルチティンバー(各チャンネルの発声数は最大1音)のDTM音源として使用することを想定して作成してあります。
CCMで「DUAL」「POLY4」などにも切り替えることができます。その場合はDominoのトラック数を各モードに合わせて削ってください。
古いMIDI音源であるTX81Zは一般的なDTM音源とは違い、音源をリセットする命令は当然ありませんので、 すべてのコントローラーのパラメーターを初期化または設定する項目をデフォルトデータに盛り込んであります。
・プログラムチェンジについて
TX81Zの初期設定状態ではプログラムチェンジを受信すると強制的にシングルモードに切り変わります。 よってパフォーマンスモードで演奏させる場合、各チャンネルの音色設定は新規作成時のデフォルトデータのように CCM「INSTn Voice Number」(nはチャンネル番号)で行ってください。
シングルモードではプログラムチェンジで設定できる音色がI01〜C32までとなり、D01〜D32は通常では設定できません。 使用する場合はCCM777「MIDI Program Chage Table」で各プログラムチェンジ番号に使用する音色番号を設定してください。
MIDIデータ内で設定する必要がある場合以外は本体で設定した方が早いと思いますw
・X68000などの音色データを使用して音色を作成する場合
X68000やMUCOM88などのいわゆるパソコン形式の音色データを使用して音色を作成できるよう、パラメータの値をTX81Z用に変換する専用のCCMを用意してあります。 作成する場合は以下の通り行ってください。
・本体をシングルモードに切り替える。
・適宜のトラックで「挿入」-「コントロールチェンジ(複数)」から「Voice Parameter For PC Voice Data」フォルダを選択し、「OK」を押す。
・イベントリストにCCMが挿入されるので、パソコン形式のパラメータを参照しながら該当するパラメータの値を「CTRL+上下カーソル」で変更する。
(パラメータの値をTX81Z用に変換するテーブルを使用しているため、数値を直接入力すると違う値が入力されるパラメータがあります)
作成した音色は本体内RAM(I01〜I32)に保存し、CCM「INSTn Voice Number」(nはチャンネル番号)で呼び出して使用してください。
TX81Zはボイスエディットバッファが1つしかなく、作成した音色を他のチャンネルで使うことはたぶんできないので、 本体に保存して使う以外には方法がないと思われます。
作成した音色をMIDIデータに組み込む場合は、本体内RAM(I01〜I32)に保存後、 本体操作またはバルクダンプリクエストのCCM1204「VMEM」で本体から送信された32音色バルクダンプデータをDominoで受信し、 そのデータを「SetUp」トラックのイベントリスト「1:480」あたりにエクスクルーシブとして貼り付けてください。
そのMIDIデータを再生する場合は、本体の設定で「Memory Protect」をオフしておいてください。
CCMの間隔が小さいと「Midi Buffer Full」になりますので、その場合は間隔を調整して大きくしてください。

注意事項
・ファイルそのものの転載は不可としますが、記述されているデータ類は自由に流用して使ってください。
・各ファイルを使用することによって発生するいかなる結果も作者は責任を負いません。
・不具合等がある場合はメール等で連絡してください。

更新記録
2020. 5.22 公開。

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