YAMAHA MOTIF-RACK ES(マルチモード)用定義ファイル

β版
・MOTIF-RACK ESの説明書及びMOTIF-RACK ES DATA LISTのみから作ったベータ版です。
・実機を所有していませんので動作確認及び検証を行っていません。使用は自己責任でお願いします。
・動作確認が済めば正式公開となりますので、不具合や訂正の報告をお待ちしております。掲示板やweb拍手のコメント(匿名)でお気軽にどうぞ。人柱(協力者)の申出も大歓迎です。

ダウンロード
定義ファイル本体(xml)
※上記のファイルを右クリック-「対象をファイルに保存」でダウンロードし、Dominoの「Module」フォルダ内に置いてください。

説明
・Dominoの音色マップとコントロールチェンジイベントをYAMAHA MOTIF-RACK ES(マルチモード)に対応させ、DTM音源と同じような感覚で使用することができます。
※若干本体の設定が必要です。
・新規作成時の初期データに音源の設定項目をあらかじめ盛り込んでありますので、RPNやエクスクルーシブ等を意識することなく音源の性能を活かしたデータを作成することができます。
・ボイスモードには対応していませんが、プログラムチェンジと通常のコントロールチェンジについては使用することが出来ると思います。
・システム設定(主に電源を切っても設定が残るパラメータ)およびプラグインボードに係るコントロールチェンジイベントは用意してありません。
・音色マップやコントロールチェンジイベントの記述やフォルダ配置は、本体に付属の「MOTIF-RACK ES DATA LIST」に準じています。
・コントロールチェンジイベントの機能は、本体に付属の説明書および「MOTIF-RACK ES DATA LIST」のとおりですので、使用方法等はそちらを参照してください。
・別に公開しているGM1対応音源用定義ファイルとは上位互換がありますので、GM1対応音源用定義ファイルを使用して作成されたデータはそのまま使用することが出来ます。
・別に公開しているYAMAHA MOTIF(ソングモード)用定義ファイルとはマスターEQ(オフセットを除く)およびパート(バリエーションを除く)を設定するコントロールチェンジイベントについて上位互換があります。
・別に公開しているYAMAHA MOTIF-RACK(マルチモード)用定義ファイルとはリバーブおよびコーラス、マスターEQ(オフセットを除く)、パートを設定するコントロールチェンジイベントについて上位互換があります。

設定等
・Dominoの設定
「ファイル」-「環境設定」で一覧の「MIDI-OUT」から以下のとおり設定して下さい。
・「MIDI OUTデバイス」は「Yamaha MOTIF-R ES-1」または使用するMOTIF-RACK ESが接続されているデバイスを選択してください。
・「音源」は「YAMAHA MOTIF-RACK ES(Multi Mode)」を選択してください。
・MOTIF-RACK ESの設定
初期化されたマルチを本体に保存後それを選択しておいてください。
MOTIF-RACK ESは一般的なDTM音源と違い、GSリセットのような音源の各種設定値を初期化するコマンドが無いため、MIDIデータを正しく作成・演奏させるためには音源の各種設定値を初期化する作業が必要となります。
音源の各種設定値を初期化するには、マルチのデータを初期化し、各種コントローラーの値を初期値に戻せばよいのですが、操作等が煩雑なため、定義ファイルの初期データに本体のモードを操作するコントロールチェンジイベントを盛り込み、 若干の本体設定を行うことにより、MIDIデータ側で簡便に音源の各種設定値の初期化を行います。
本体の各種コントローラーの設定値を初期値に戻すには、電源を入れ直すか外部から各コントローラーごとに初期値のMIDIデータを送信するしかないのですが、モードを切り替えれば裏技的に各種コントローラーの設定値が初期化されます。
マルチのデータの初期化はユーティリティーモードで操作して行いますが、初期化直後のマルチのデータをストアモードであらかじめ本体に保存しておけば、これを選択するだけでマルチのデータを初期化したことになります。
上記の初期化作業を行うためにこの定義ファイルの初期データには先頭にモードを操作するコントロールチェンジイベントが盛り込んであります。
マルチモードにおいて本体に保存した初期化されたマルチがあらかじめ選択されていれば、MIDIデータ側でモードを切り替えることで各種コントローラーの設定値が初期値に戻され、 それと同時に初期化されたマルチが選択されることにより音源の設定値がすべて初期化されます。
また、ユーティリティーモードで「Controller Reset(CtrlReset)」を「reset」に設定しておけば、プログラムチェンジを行うたびにそのパートの各コントローラーがある程度初期値に戻されますので、 モードを操作を行わない場合は設定しておくとよいかもしれません。
・リズムトラックの設定
リズムトラックは標準では設定してありませんので、使用したいトラックで以下のとおり設定してください。
・「トラック」-「トラックのプロパティ」から「種類」で「リズム」を選択してください。
・プログラムチェンジイベントをダブルクリックし、「プログラムチェンジイベントのプロパティ」から「モード」で「ドラムセットリスト」を選択し、使用したいドラムセットを選択してください。
・インサーションエフェクトの設定
インサーションエフェクトは合計8パートまで使用することができます。
「Setup」トラックの「Insertion Part Sw」で使用するパートを設定しますが、都合によりパート1からパート10まででしか使用できないようになっていますのでご了承ください。
「Insertion Part Sw」のValue値に「12345678--」とか「1234--7890」などのように使用するパートが数字で表示されます。(「0」はパート10です。合計8パート以上は設定できないようになっています。)

MOTIF-RACK ESにはリズムトラックを設定するパートの制約がありませんが、一般的なDTM音源と同じようにパート10をリズムトラックとして使用し、そのパート10にもインサーションエフェクトを使用したい場合は、 「Insertion Part Sw」のValue値で「1234567--0」や「123456--90」など、10パート目が表示されるように設定して下さい。
インサーションエフェクトパラメーターのエディットはマルチモードからはできないので、エディットする場合は本体からボイスモードでエディットしたものをユーザーボイスに保存し、これをプログラムチェンジで呼び出して使用するとよいと思います。
これは一般的なDTM音源と違い、インサーションエフェクトのパラメーターはシステムで持つのではなく、それぞれのボイスが個別にパラメーターを持っているためです。

注意事項
・ファイルそのものの転載は不可としますが、記述されているデータ類は自由に流用して使ってください。
・各ファイルを使用することによって発生するいかなる結果も作者は責任を負いません。
・不具合等がある場合はメール等で連絡してください。

更新記録
2008.01.01 β版公開。
2008.01.04 ノーマルボイスを追加。
2008.01.12 ドラムボイスを追加。
2018.12.06 マスターエフェクトを操作するCCMについて、エクスクルーシブのアドレスが間違っていたので修正。
2020. 4.26 デフォルトデータを一部変更。(AEGとFEGの位置を入れ換え、不要なCCMを削除。)

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