YAMAHA DX21用定義ファイル

β版
・DX27S用定義ファイルをベースにしてDX21用に改修したベータ版です。
・動作確認及び検証を行っていません。使用は自己責任でお願いします。
・動作確認が済めば正式公開となりますので、不具合や訂正の報告をお待ちしております。掲示板やweb拍手のコメント(匿名)でお気軽にどうぞ。人柱(協力者)の申出も大歓迎です。

ダウンロード
定義ファイル本体(xml)
※上記のファイルを右クリック-「対象をファイルに保存」でダウンロードし、Dominoの「Module」フォルダ内に置いてください。

説明
・DominoのコントロールチェンジイベントをFM音源のキーボードであるYAMAHA DX21に対応させ、 Dominoから演奏はもちろん音源のコントロールや音色のエディットができるようになります。
音色マップについてはプログラムチェンジの音色名がボイスROMからボイスRAMにロードするグループによって違うため未対応です(;''∀'')
・X68000などの音色データを使用して音色が作成できるよう、パラメータの値をDX21用に変換する専用のCCMを用意してあります。
ただし完全に互換があるわけはないので最終的には人力による修正が必要です(;''∀'')
・音色名やコントロールチェンジイベントの記述やフォルダ配置は「DX21取扱説明書」(英語版と日本語版)の 「MIDIデータフォーマット」に準じています。

設定・注意事項等
・Dominoの設定
「ファイル」-「環境設定」で一覧の「MIDI-OUT」から以下のとおり設定して下さい。
・「MIDI OUTデバイス」は使用するDX21が接続されているデバイスを選択してください。
・「音源」は「YAMAHA DX21」を選択してください。
・DX21の設定
DominoからのMIDI信号を受信させるため、「MIDI」「CH INFO」「SYS INFO」を「ON」に、「CHANNEL(レシーブチャンネル)」を「1」にしてください。
また、MIDIデータを正しく演奏させるため、「MASTER TUNE」を「0」に、「OMNI」を「ON」に、 「MODE SET」「KEY SET」を「OFF」にしておくと良いかと思います。
初期設定状態が動作させるのが最も望ましいと思いますが、いまのところ初期設定状態に戻す方法が不明です。 「DX21 SERVICE MANUAL」によると工場出荷状態にも戻すことができるようですが、超複雑なうえに未確認なので・・・
もっとも設定項目が少ないので、上記の方法でも十分ではないかと思います。
・新規作成時のデフォルトデータについて
デフォルトデータはDX21をシングルティンバーのDTM音源として使用することを想定して作成してあります。
古いMIDI音源であるDX21は一般的なDTM音源とは違い、音源をリセットする命令は当然ありませんので、 すべてのコントローラーのパラメーターを初期化または設定する項目をデフォルトデータに盛り込んであります。
デフォルトデータではCCM900「Play Single Mode」でシングルモードに設定していますが、 デュアルモードはCCM898「Play Dual Mode」とCCM901「Dual Mode Detune」で、 スプリットモードはCCM899「Play Split Mode」とCCM902「Split Point」で設定すれば使用できると思います。
ただし、B側の音色の設定は本体でしかできないような気がします・・・
・プログラムチェンジの音色マップについて
DX21ではボイスROMの合計128音色が使えるようですが、使用する場合は本体を操作してボイスROMの16グループのうちの4グループまでをボイスRAMにロードする必要があるようです。 音色名はロードするグループによって違うため、Dominoのプログラムチェンジの音色マップには音色名の設定がしてありませんのでご了承ください。
CCMのキー操作で音色グループのロードができるかどうかまではわかりません(;''∀'')
・X68000などの音色データを使用して音色を作成する場合
X68000やMUCOM88などのいわゆるパソコン形式の音色データを使用して音色を作成できるよう、パラメータの値をDX21用に変換する専用のCCMを用意してあります。 作成する場合は以下の通り行ってください。
・適宜のトラックで「挿入」-「コントロールチェンジ(複数)」から「Voice Parameter For PC Voice Data」フォルダを選択し、「OK」を押す。
・イベントリストにCCMが挿入されるので、パソコン形式のパラメータを参照しながら該当するパラメータの値を「CTRL+上下カーソル」で変更する。
(パラメータの値をDX21用に変換するテーブルを使用しているため、数値を直接入力すると違う値が入力されるパラメータがあります)
作成した音色を複数使用する場合は、本体内RAM(A1〜B16)に保存し、プログラムチェンジで呼び出して使用してください。
作成した音色をMIDIデータに組み込む場合は、本体内RAM(A1〜B16)に保存後、 本体操作またはCCM910「32 Voice Bulk Dump」またはバルクダンプリクエストのCCM1204「32 Voice Bulk Data」で 本体から送信された32音色バルクダンプデータをDominoで受信し、 そのデータを「SetUp」トラックのイベントリスト「1:480」あたりにエクスクルーシブとして貼り付けてください。
そのMIDIデータを再生する場合は、本体の設定で「MEMORY PROTECT」をオフしておいてください。
CCMの間隔が小さいと「Midi Buffer Full」になることがあますので、その場合は間隔を調整して大きくしてください。

注意事項
・ファイルそのものの転載は不可としますが、記述されているデータ類は自由に流用して使ってください。
・各ファイルを使用することによって発生するいかなる結果も作者は責任を負いません。
・不具合等がある場合はメール等で連絡してください。

更新記録
2020. 5.30 公開。

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